あなたは酔った頭で家に帰り 電気もつけずに寝てしまい あなたはまだふらふらの頭でスマホを探し 状況があまり進んでいないことに退屈し すべての物が会話しながら生きている床に ぽーんとなんとなく転がって一緒になり あなたは自続きを読む “あなたとあなたとあなたのための日記”
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代謝
歌をうたい始めたら 電話がなって 夜が明けていました 体を動かし始めたら ばたんと転んで 立ち上がれなくなりました 文字を書きつけ始めたら なにもかもが遠くなって なんにもなくなってしまいました どこまでもどこまでも ど続きを読む “代謝”
凪ぐ君へ
一緒に生きよう は誓いじゃなくて 事実です あなたがくれた金平糖は 「忘れな草」色なのでもなく 「忘れな草」味なのでもなく ただ 忘れな草 忘れないよ 君がここにいたこと 君のうしろの窓から光が 優しい金の縁取りをして 続きを読む “凪ぐ君へ”
帰郷
故郷に帰る あなたはぼうっとした頭を抱えて 電車を降りてバスに乗る ふと あなたは何年も何年も前に トリップしたような錯覚に陥る バスが動き出す 雨粒がまだら模様の窓越しでも やはり街の様子は少しずつ変わっているのが分か続きを読む “帰郷”
肉と音から失礼します
壊れそうだな 肉と音が繋ぎ止めて あとはなんにもないみたい どこにもつれていかないで あなたはわたしの世界のよすが どこかで聞いた言葉を吐いて どこかにいそうな声を出し どこかで見たような身体を纏って 誰かが作った哲学み続きを読む “肉と音から失礼します”
YES
どんな哲学書も陳腐に思えてならないんだ って君が言う 哲学書は 君の 私の 最後の砦だと思っているから はっきりと感じる まずいってこと ねえ そっちへ行かないで 一緒に革命をおこしてやろう Don’t you know続きを読む “YES”
殺人
私のどのへんが普通とどのくらい違うのか が知りたいんですって言ったら 普通ってなんでしょう? って言われた 人間というものを人間にするために 薬を出す人種に訊いているんだから お前それはないだろうと思った 私もあなたもみ続きを読む “殺人”
隙間
詩を書いた 生きるための隙間ができた 自分の命を一本のろうそくの炎にして彷徨う君が 気持ち良い風の吹いていそうな高い丘の上まで足を運んで ふわあと吹き上げる美しい突風に身を任せるような そんなことがあったなら 涙が流れて続きを読む “隙間”
恋愛
腐っていなさそうなものを食べること 息をするために鼻水を啜ること お手洗いに行って便器を汚すこと 美容師の指に私の髪の毛だったものが 何本も何本も絡みつくこと この人じゃなくあの人に会いに行くから って古めのカミソリを使続きを読む “恋愛”
起き上がるための詩
ぱっ ぱっ ぽー ぱー ぽぽぽ 言葉が出てきません 気持ち悪いです 昨日飲んだお酒のせいにしましょう
3秒前の大革命
ごめんなさい 私今まともに悲しむこともできないで それでもどんな言葉も刃物になるの ごめんなさい とてもじゃないけど私いま 人のことどうしても構ってられないの そんなのでどうやって どうやってお金をもらって生きていくのか続きを読む “3秒前の大革命”
どうして
どうしてお前は詩を書くのかと 聞かれます あんなおぞましい文章曝すなと 言われます とってもよく分かります 私もなんで書くのか正直分かりませんが 楽しくて笑う時 ああ笑っているなと思うように 悲しくて泣く時 ああ泣いてい続きを読む “どうして”