仲間がいなくて 仲間がほしいともがいていたら いつの間にか かけがえのない仲間がこんなにたくさん この世にはレールがないことばかりで たとえば いい詩が書きたい とか言うと ジャア本ヲ何百冊モヨメ とか 君ノ詩ニハ才能ガ続きを読む “行ケ”
投稿者アーカイブ:ひな香
CD
アップルミュージックとかではなくて ましかくい透明なケースを 指がべったりつかへんようにこわごわ開けて うすぺらいまんまるいのを 親指でぐと押して人差し指とでつまんで しかるべき段差に嵌め込んだり そおっと隙間に差し込ん続きを読む “CD”
夕凪
ずうっとこのくらいの夕方が続けばいいのに 束の間の深い昼寝から覚めれば朝かと思うほどの 静けさに鳥の鳴く声がなにを告げるでもなく浸みてきて これから暑くなっても寒くなってもいいと思える これから明るくなっても暗くなっても続きを読む “夕凪”
おやしらず
いたい いたいよ いたいの ここが いたいから やさしくして いたいから ゆるして いたいから しんぱいして ちょうどいいぐあいでいいよ そこまでじゃないから いたい いたいよ いたいの ここが そこまでじゃないよねって続きを読む “おやしらず”
ひといき
音楽も聴かないで 窓を開けて 空を見上げて 洗濯をして 暇でもいいんじゃないかな そんな言葉を くれてありがとう なにかを受け入れる器になるから 暇ってのもいいんじゃないかな いいのかな 風があまりにやさしくて 漠々とさ続きを読む “ひといき”
せんせいわたし
せんせいわたし そんなに苦しまなくても いいような気がします せんせい、わたしが来ないのは 早々に飽きたのだと 思われるかもしれませんが 明日は必ず伺います せんせい、わたしは傲慢です それでもちゃんと考えて 水道水の味続きを読む “せんせいわたし”
この夜
もう少しだけ終わらせたくない夜があります 友たちと語り明かして、それで欲張って独りになりたくなる朝です じぶんは独りぼっちだと、きっとみんなが思っているけれど 今晩ずっと一緒にいたということを ひとつ優しい記憶にしてはく続きを読む “この夜”
この街
このところいつだって今にも泣き出しそうにして ほそい煙を掴むごとくに 微かなひとのぬくもりを命綱にしている そんな友が この街で一晩を過ごしたらしい 見知らぬ誰かの懐で すこしは涙を忘れたか 昔のように笑ったか あすの晩続きを読む “この街”
落ち葉の手記 音痴の鳥より
森で一番若いかつらの木 そこへ行けば3べんに1回は彼に会えます 彼は毛むくじゃらの奥にお月様をふたつ浮かべて私を見上げますが 目が合うのはいつもすこし 私は、彼に会うとほんのすこし、鳴いてみることにしています 彼は、陽炎続きを読む “落ち葉の手記 音痴の鳥より”
名残雪
ましろい梅の花びらが 名残雪のふりをして とおく霞むまひるの月を ただ一心にその身に浴びて 憧れは銀に燃ゆ 白くつめたい涙を ゆっくりゆっくり手放すあなたを 涙と変わらぬおおきさで 涙よりもすこしだけゆっくりで むげんの続きを読む “名残雪”
うみの道理
あなたは私が悲しい詩を書くと思っているのでしょうが そんなあなたを詩に書きたい 溢れんばかりのみずを静かに湛えたうみ 私も、隣に座る飲ん兵衛も、みんなうみにぶらさがっている そんな、みんなの宙ぶらりんの足をてとらぽっどに続きを読む “うみの道理”
T c
無性に書きたくなった。 ずっと、怖い。自分の作り出したものを世間様が見る、それで、私の価値が決まってしまう気がする。 これなら大丈夫かな、と思えるものを投稿してみる。しばらくして見ると、随分気取っていることが分かる続きを読む “T c”